・ガブリアス@襷
流星群/岩石封じ/ステルスロック/ほえる
・カイリュー@弱点保険
逆鱗/地震/神速/竜の舞
バレットパンチ/はたきおとす/剣の舞/はねやすめ
・ボルトロス@命の珠
10万ボルト/めざめるパワー(氷)/草結び/電磁波
・バシャーモ@ラムの実
飛び膝蹴り/フレアドライブ/鬼火/守る
熱湯/ほえる/ねむる/ねごと
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僕がXY環境に突入して初めてまともに組んだ構築が「テラキカイリューハッサム」という所謂「ステロカイリューハッサム」の並びであり、構築に行き詰った際はちょくちょくこの並びを使っていた。
今回もレート最終日に向けて使う構築に悩んでいたが、レート最終日より少し前に開かれた大会にて気まぐれでガブカイリューハッサムを使った所悪くない成績を収めることが出来たのでこれを土台にして構築を組んだ。
最高レートが2079、最終レートが2019と、特別高い数値を維持出来たわけではないのだが、2000という一つの区切りを最近あまり見られない並びで超える事が出来たという個人的な喜びから構築記事を書く事にした。
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【個別解説】
【ガブリアス】
- 実数値:183-151-115-132-94-169 (0-4-0-252-0-252)
- 性格:無邪気
- 持ち物:気合の襷
- 特性:鮫肌
- 技:流星群/岩石封じ/ほえる/ステルスロック
【備考】
普通の...というと少し語弊が出るメテオガブリアス。
基本的には先発で投げ、ステルスロック→流星群による削りを目指す。
流星群の採用理由としては、行動が縛られない高火力の龍技が欲しかったのと、単に一度使ってみたかったというのもある。
岩石封じ/ステルスロックに関してはコンセプト上説明不要の技であるが、今回はガブリアスのほぼ必須技である地震を切りほえるを採用した。
こういう類の積みサイクルは相手に先に展開を許すと敗勢となってしまうため、それを回避するための技としてほえるを入れた。
案外地震を切って困る試合は少なく、唯一困った試合はvs小さくなるシャンデラ戦のみ。
何気にヒードランに負けてしまう構成だが、実戦ではガブドラン対面時は全て裏に引いてきたので問題ない。
ジャローダのリーフストームやクチートのじゃれつくのように、ガブの流星群は打つ回数の多い命中90技であるため外しがそこそこ目立つのが難点。
【カイリュー】
- 実数値:191-176-116-*-126-128 (196-44-4-*-44-220)
- 性格:意地っ張り
- 持ち物:弱点保険
- 特性:マルチスケイル
- 技:逆鱗/地震/神速/龍の舞
【備考】
配分は ボルトジャローダ / 第5回関西シングルFESTA使用構築 - 一貫性重視 から。
ハッサムでの処理が面倒な炎連中に軒並み強く出れるのに加え、ボルトロスのめざめるパワーやガブリアスの龍岩技、バシャーモのめざめるパワー辺りを始点に全抜きを狙う事が出来る弱点保険を採用した。
これはかなりの当たりで、実際弱点保険カイリューで一気に崩せる構築は非常に多かった。
そこそこDに厚いため、中途半端に削れても襷バシャーモや耐久振りボルトロスのめざ氷くらいなら耐える事が出来る。あらかじめステルスロック等を撒かれていても相手によっては展開可能。
ただし、Aをかなり削っている為に火力不足を感じる時はよくある。
たとえば、A3段階上昇したカイリューを作ったとしても、ステロ込みHB寄りのボルトを神速で落とせなかったり。
配分の原本は珠ゲッコウガの冷凍ビーム耐えを実現するためのものであるため、今ならもう少しDを削っても怒られはしないと思う。
【ハッサム】
【備考】
普通のメガハッサム。配分はありがちなものを流用。
軸であるがカイリューほど選出はしない。
バシャやスイクンを見たらあまり選出したくはない。
それ以外の炎連中、具体的に、火ロトムやウルガモスに関してはステルスロックの刺さりが良いため、ガブリアス/後述のスイクンのほえるなどを駆使し削りきった後にハッサムを一貫させる立ち回りはよく出来た。
また、ゲッコウガに後投げの利く唯一の駒でもあるため、ゲッコウガを見たら極力出していきたい。
ちなみに、害悪耐性も無くは無いレベルで付いている。
【ボルトロス化身】
- 実数値:155-*-90-177-100-179 (4-*-0-252-0-252)
- 性格:臆病
- 持ち物:命の珠
- 特性:悪戯心
- 技:10万ボルト/めざめるパワー(氷)/草結び/電磁波
【備考】
結局最後までしっくり来なかった枠その1。
マンダマンムースイクンそれぞれに対する打点を持つ事が出来、他のポケモンに対しても裏の先制技圏内に入れられるような雑な削り方が出来る。
いかんせんほとんど選出してないので使用感が分からないが、草結び→気合玉にすれば選出率は上げる事が出来るはず。
【バシャーモ】
【備考】
最後までしっくり来なかった枠その2。
当初はカイリューと合わせてボルトロスに対する役割集中を狙っていたが、別にバシャーモが居なくてもカイリュー自身でボルトロスを突破出来るため選出率が下がった。
構築内唯一の炎打点であるが、ナットレイに関してはハッサムでも見れなくはないので特別必要というわけでもない。
この枠はポイヒガッサだったりヒートロトムだったり果ては壁クレッフィにもしたが、どれもイマイチだった。
初手ガルに対して強く出れ、なおかつステロ展開が可能なテラキオンとか案外マッチするかもしれない。
【スイクン】
- 実数値:207-*-183-110-135-106 (252-*-252-0-0-4)
- 性格:図太い
- 持ち物:ゴツゴツメット
- 特性:プレッシャー
- 技:熱湯/ほえる/ねむる/ねごと
【備考】
この構築の一番の功労者であるねむねごほえるスイクン。
選出率は恐らくガブリアスに次いで高い。
ガルーラ/ギャラドス/マンムー/バシャーモ/マリルリ辺りに対するクッションとして採用。
単なるクッションではなく、ほえるによって相手の選出全体に定数ダメージを行き通らせる削りとしても活躍できる。
出す時はガブリアスとセットで出し、ステルスロック+ほえるでスリップダメージを稼ぎ、3体目で抜いていくという立ち回りを取る。
ほとんどの試合がガブスイクン@1の選出であるため、ある意味一つの軸とも言えるかもしれない。
スイクン自体の型に関しては特筆すべき点は無い。
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【総評】
ガルーラが致命的なまでに重い。
スイクンもそこそこ重い。
特に初手では、ガルーラが秘密の力を打ってくるのか氷技を打って来るのかという鬼の見極めが必要。
2枚吠えるであるため変なギミックには滅法強く、今の所対バトンの勝率は100%。
選出は主に、
の3つ。
満足ではないが、一応2000超えの結果を残せたので記事にしました。
S13お疲れ様でした。