じゃれつく/いわなだれ/炎の牙/不意打ち
・ジャローダ@気合の襷
リーフストーム/めざめるパワー(岩)/挑発/へびにらみ
・ブルンゲル@拘り眼鏡
潮吹き/波乗り/シャドーボール/トリック
・ウルガモス@命の珠
大文字/むしのさざめき/めざめるパワー(地面)/ちょうのまい
・カイリュー@弱点保険
逆鱗/地震/神速/龍の舞
・パルシェン@オボンの実
つららばり/ロックブラスト/氷の礫/からをやぶる
TNは''Fallenleaves''で潜ってました。
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正式名称は愛液スタンです。
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【個別解説】
【クチート】
【備考】
構築唯一のメガシンカであるが、採用理由は補完。
ゲッコウガやボーマンダ、バシャーモなど、出し負けがそのまま試合の不利に繋がってしまうポケモンが選出画面に居る場合に初手投げが安定しやすい駒。
ファイアローを誘って殺す駒その1。
対メガバシャーモを意識して、威嚇込で233一致フレアドライブを耐えられるだけのBを確保した。
前述通り、「裏の障害となるストッパーを削る」為のポケモンであるため、技構成はフルアタック構成にして範囲を広めた。
メインウェポンであり最高打点でもあるじゃれつく、強力な先制技でありガルーラなどの押し込みにも使える不意打ちを確定とし、ファイアロー+鋼(クチートetc...)のような並びを単体で削れるよう岩雪崩+炎の牙の構成に。
岩雪崩の枠は元々ストーンエッジであったが、HDファイアローに対しては岩雪崩で足りる事が多く、またここぞという場面での外しが目立ったのでストーンエッジ→岩雪崩に。
叩き落とすが無いことによる弊害としては、初手のゲンガーとの偶発対面時に打つ技に若干困るくらいであり、現在採用している技4ついずれかを切って叩き落とすを優先的に採用する必要はあまり無いと思う。
ちなみに、この配分ならガブリアスの陽気地震(≒エンテイの聖なる炎)辺りも威嚇無しで耐えられるので、状況次第ではこれらにじゃれつくや岩雪崩などによる大きな削りを狙える。
【ジャローダ】
- 実数値:155-*-115-122-116-180 (36-*-0-212-8-248)
- 個体値:31-*-30-31-30-30
- 性格:臆病
- 持ち物:気合の襷
- 特性:天邪鬼
- 技:リーフストーム/めざめるパワー(岩)/挑発/へびにらみ
【備考】
配分は ボルトジャローダ / 第5回関西シングルFESTA使用構築 - 一貫性重視から拝借。
(今回採用しているのはめざ岩なので若干配分が異なる)
組み始め。
裏の積みエースが呼ぶポケモンと同じポケモンをコイツも呼ぶので、基本的にはジャローダを先発で投げて負担をかけ、裏を通していくという流れに持っていくのがこの構築の流れ。
よって、打つ頻度は蛇睨みよりもリーフストームの方が多い。
特に裏にパルシェンが居る場合は、下手に睨んで下から殴られると目も当てられないので、リーフストームが全く通らないポケモンには蛇睨みを打つというスタンスで動く。
また、自身もリーフストームによる大幅なC上昇によって積みエースとなれるので、ジャローダの通りが良い構築に対してはジャローダ自身を通していく立ち回りも出来る。
メインウェポン/積み技であるリーフストーム、強力なS操作技である蛇睨みを確定とし、ボルトロス/ファイアロー/リザードン/ウルガモス/ボーマンダ/辺りへの大きな打点となれるめざめるパワー(岩)、相手の展開を阻害しつつこちらの展開のサポートが出来る挑発を採用。
余談だが、ジャローダのめざめるパワー(岩)は存外読まれにくいらしく、特に後出ししてきたファイアローが何もせずに落ちていきそのままジャローダが3タテした試合の数は両手の指だけでは数えきれない。
ファイアローを誘って殺す駒その2。
【ブルンゲル】
【備考】
着想は うーはーできない…: S12使用構築 ウルガカイリュー から。
クチート/ファイアロー/カバルドンを対面からでも誤魔化す事が出来、バシャーモを若干牽制出来る駒として当初はスイクンを採用する予定だったが、ブログを周回していたところ眼鏡ブルンゲルの記述を見つけ、「これはいいぞ」と思い早速採用。
選出回数こそ多くないものの、刺さる構築には極端に刺さり、特に受けループやカバルドン展開、後出ししてくるHDファイアローなどに対して強く立ち回る事が出来るので変な所から崩しを狙う事が出来た。
また、スイクンではどうしてもネックになってしまうボルトロスの後出しに関しても、眼鏡ブルンゲルであれば潮吹きで穏やか以外のボルトロスを吹き飛ばす事が出来る。とても爽快。
Sをここまで上げている理由は配分を考えた当時の僕に聞いてみないと不明。
多分無駄なので削ってBに回した方が良いと思う。
蛇足だが、それぞれ違う役割の補完として採用しているクチート+ブルンゲルでさながらトリックルーム展開のようにも見える。これが何かの役に立っているかと言われたら別にそうでもないとは思うが。
ファイアローを誘って殺す駒その3。
ちなみに、
222メガハッサムの叩き落とすで死にかねないこの柔らかさ。
HB感覚で使っていると痛い目に遭うので注意。
146鉢巻ファイアローのブレイブバードは首の皮一枚繋がって耐える。
【ウルガモス】
【備考】
ゲンガー/スイクン/ヒードラン/クレセリアなどのポケモンを起点に全抜きを狙う。
積みエースその1。
ヘラクロス(ガルーラ)+クレセリア+ヒードランを単体で見れる駒として優秀だが、この構築の裏にくっついている事の多い意地スカーフガブリアスが面倒だったので、自身で一定のケアが出来る最速珠。
副産物として、1舞した状態でメガバシャーモなどと対峙しても勝てる。
稀に、舐めたメガリザードンXにも勝てる事がある。
クレセドラン系統の構築では、クチートやジャローダでヒードランを呼び出しウルガモスで舞って、ヘラクロスorガルーラに大文字を当てるかどうかで勝負が決まる事がほとんど。
珠ウルガモスは警戒されることが少なく、1舞した状態でもメガガルーラが猫+不意打ちで処理してくる事はほぼ無かった。
【カイリュー】
- 実数値:191-176-116-*-126-128 (196-44-4-*-44-220)
- 性格:意地っ張り
- 持ち物:弱点保険
- 特性:マルチスケイル
- 技:逆鱗/地震/神速/龍の舞
【備考】
積みエースっぽく見えるが、動き方としてはゲッコウガやバシャーモ、ボルトロス、ウルガモス辺りをケアしつつ崩しを狙える補完的な役割。
なので相手の構築次第では先発に出す事もある。
弱点保険を警戒してくる人が増えたので若干発動機会が減ったのが痛いが、それを抜きにしてもカイリュー自身が十分強い。
【パルシェン】
【備考】
コンセプトは うーはーできない…: 【関西予選2 ベスト8】 ウルガカイリュー から拝借。
最近推しに推しているが全く環境に浸透しないオボンパルシェン。されたら困るが。
積みエースその2。
オボンを持たせることで、ガルーラの捨て身→不意打ちや猫を耐える事が出来るため、技範囲や抜き性能を落とす事無く先制技に対するケアを行うことが出来る。
勿論それ以外の先制技にも耐性が付くので、比較的長持ちしやすい。
配分はAを181-120ラインのガルーラを破りつららで確定。
Sは破って130族抜き。残りをすべてHに振った。
ドレインパンチガルーラに対しては、あらかじめジャローダのリーフストームなどで削りを入れておけば勝つ事が出来る。
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【よくやる選出パターン】
vsボルトガブガルなんちゃら(所謂厨パ的なやつ)
vsクレセドラン系統
ウルガモス@2
vsクチート入り
vsライボランドなどの威嚇サイクル
vsマンダ入り
vs受けループ
vsカバルカカイリュー
vsガルクレセサザン
その他の構築に関しても、ウルガモスorパルシェンを通していくことを目指す。
前者に関して、クチートやジャローダ辺りを駆使して全力でファイアローを倒せばウルガモスの一貫を作れる事が多い。
ちなみにこの選出パターンは気分やノリでコロコロ変えるのであまりアテにならない。
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【総評】
人の個体を流用したりコンセプトをパクっただけの詰め合わせ構築だが、それでも自分なりに考えて2100という一つのラインに到達することが出来たのにはある程度満足している。
委員会オフで4-3という結果を残した時には「この構築ダメなんじゃないか」と不安を抱いた(当たるポケモンが極端に偏ったのもある)が、当たるポケモンがきちんと平均化されるレーティングだとそれなりに戦う事が出来た。
この構築は択という択が少なく、また読みも選出画面を除いてほとんど必要としないためとても戦いやすい。(クチートに関しても主軸じゃないので雑に扱って全く問題無い)
また、一試合が大体4分近くで終わる事が多いのも精神衛生上good。
我ながらそこそこ使いやすい構築にまとまったと思っているので皆さんも是非使ってみてください。
最高
追記:最終は2100のはずだったのですが記事公開後に潜ったら溶かしたので載せません。
参考記事:
うーはーできない…: 【関西予選2 ベスト8】 ウルガカイリュー