成功哲学ってやつを友達から教えてもらって、結構面白かったので自分なりに噛み砕いて書いてみます。ポケモンにも通じるかもしれないので暇つぶしに読んでください(命令)
結構長いです。
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まず、人には恒常性ってやつ(ホメオスタシスとも言います)があって、人は常にそれに基づいて生きています。
例えば、周りの温度が40度まで達したとしても、人間の体温は36度前後で常に保たれています。風邪を引いて一時的に体温が38度まで上がったとしても、それが治ればすぐに36度に戻ってきます。この戻る力を恒常性と言います。
では次、人間の身体に恒常性があるのは分かりましたが、その人間が出す"あらゆる数値/心理"に対しても恒常性があるって話をします。
例えば、数学のテストを受けるとします。
しかし、日頃30点前後しか取れないのでぶっちゃけ自信はありません。
でも、いざテストを受けて採点されると、なんとびっくり90点を記録しました。
さて、これがあなたの立場だったら、まず先に何を思うでしょうか。
「採点ミス」「まぐれ」「偶然」
少なくとも、ここまで点数が不自然に開いてると、「勉強した成果が出た」なんて思わないはずです。
なので、せっかく高得点を取ったのに、その結果に対して納得しない人がほとんどだと思います。むしろ、「90点を取った」という嬉しさより「なぜ30点近くじゃないんだ」という疑問の方が大きくなり、気持ちは30点の方向ばかりを向くようになります。
逆に、今まで90点を取っていたのに今回は30点だった...という場合も同じです。
「回答がズレてた?」「採点ミス?」
そう疑うはずです。
では、今まで30点を取っていた人が今回も30点を取った場合はどうなるでしょうか?
「また30点か...」と思う人もいれば、「まぁ妥当か」と思う人も居るでしょう。
しかし、どちらにせよ「なぜこの点数なんだ?」と疑問に思うことがないんですね。
つまり、「自らが普段記録している基準値より差が開けば開くほど、それをなんとか元に戻そうとする心理」が働くわけですね。
60点アップ!その後ずっと90点台!
こんな人ほとんどいません。少なくとも僕は見た事がありません。
たまにまぐれで高得点を取っても、そういう人は次のテストで大体元の点数に戻ってます。
もう一つ例を出しましょう。
今からあなたは、受験に向けて勉強しよう!と意気込み、初日から早速7時間の勉強をするとします。今まで勉強なんて1時間くらいしかしてませんでした。
しかし、一気にこんなペースからスタートしてしまうと普通持続しません。
大体3日目くらいにモチベがガクンと下がります。これがいわゆる「3日坊主」と呼ばれるやつですね。
このモチベーションの上がり下がりにもやはり恒常性があり、一気にモチベーションを上げたはいいものの、元に戻ろうとする力(恒常性)が働き一気に下がる。
"人の気持ち"というものは、テストの点数みたく綺麗に数値化できないので、下がる時はドンと下がります。で、モチベがドンと下がって、また数日後くらいしたらそもそもモチベーションの事なんて忘れて、結局勉強のモチベは±0にリセットされます。
これほどまでに恒常性の力は強く、基本的にここから逃れる事は出来ません。
ただ、例外的にここから逃れることはできます。
それは、「このままではダメだ」と"強く"思うことです。
ちょっと話逸れますけど、人には、「顕在意識」と「潜在意識」というものがありますが、人が一般的に「意識」と呼んでいる「思い」「気持ち」に当たる部分は全意識のほぼ一部でしかなく、恒常性を含む本物の意識は全てこのドデカイ潜在意識に含まれています。
あなたがクソ暑い砂漠に来たとして、顕在意識(表に出ている意識)がどれだけ「クソあちぃ~」って思っても、潜在意識(裏の意識)は、「別にそんなことないっすよ。」と常に体温36度をキープしています。
しかし、潜在意識でさえ「クソあちぃ~」って思わせるようなことがあれば、体温はみるみる上がると思います。
なんか昔、熱した鉄の棒を被験者に見せてから目隠しをし、被験者の腕に冷たい棒を充てるとその部分が火傷したって実験を耳にした記憶があります。
火傷ってのは外傷なので冷たい棒を当てるだけじゃ絶対にしませんけど、「火傷と勘違いした身体が血液凝固を促し、腕が腫れる」ということはあるらしいです。
一般的にプラシーボ効果と言われるものもそうで、人の強い思い込み(潜在意識)は人の状態/行動をも操作する強い力を持ちます。
話を戻して、恒常性ってのは潜在意識の性質の一部なんで、潜在意識>恒常性なんですね。
よって、マジでもう本気(マジ)で、それこそ潜在意識を変えるくらいの変化を望めば、伴って恒常性の基準値が変わります。テストで言えば点数が上がり、受験勉強でいえばモチベが上がります。ポケモンでいえばレートが上がります。
しかし、「潜在意識を変えるくらいの変化を望む」ってのはそう簡単なわけではありません。
「レート2200乗りたい」なんて皆思ってますし、相応の努力もしているでしょう。ただ、それで皆2200乗るようならレートがどうのこうのみたいなくだらない言い合い起きませんよね。
ではどうすれば潜在意識を変える事が出来るか。一番手軽な方法は環境を変えることです。
クラスの全員が90点取ってるのに僕だけ30点、とかだったら、皆に追いつこうと必死で努力します。並みの努力では勿論足りないので死ぬ気で努力するでしょう。
しかし、多分この「僕」はそう遠くないうちに90点記録すると思います。
上でモチベーションの話をしましたが、この「僕」は環境が変わったことにより恒常性の基準値が変わり、モチベーションが上がってもその反動(3日坊主現象)を受ける事はほぼ無いはずです。
ただし、「僕」より下の「うんこ」が居る場合、「あぁ下には下が居るしこのままでいいや」と思ってしまい、点数の上昇は望めないかもしれません。
つまり、いかなる時でも上を見る事が大事なんですね。
もし、90点台の「みんな」が存在せず、30点の「僕」と10点の「うんこ」しか居なかったら、こんなの「勉強しよう!」なんてとても思えません。むしろ「俺がトップだ」と満足すらしてしまうかもしれません。この状況で勉強できる人は最強です。
なので、「レートを早く上げたかったらレートが高い人の集まりへと踏み込む」
「偏差値を上げたいなら自分より頭の良い人の所へ行く」
前者なら適当な高レートが居る通話とか、後者ならオープンキャンパスとか予備校とかでいいと思います。僕個人の感想として、予備校って勉強しに行くにはもちろんですけど、どちらかといえば「勉強の環境がある」ということの方が重要だと思うんですよね。
逆に言えば、もうすでに勉強の環境があるのであれば予備校なんて行くだけ無駄だと思います。
ちなみに僕、最高レートはS8(か7)の2199なのですがこれは絶対まぐれです。実はそのシーズン以降2000すら怪しいレートをうろつくことが多かったのですが(つまりその時点での僕の基準値は1950付近)、S14付近にて、参入した通話グループの皆が2000~2200ということを聞いてからレート2100辺りまで安定して足を伸ばせるようになりました。(基準値が上がった)
それ以降僕はそのレート帯で満足してしまったので別の人の通話窓に行く事もなくなりましたが...
つまり何が言いたいかというと1800台同士でおめですおめです傷を舐め合ってる間はレート伸びませんよってことをね。言いたかったわけですよ。
ということでね。今回はこの辺で終わりにしておこうと思いますゥゥゥゥゥゥ(実況者にありがちな語尾伸ばし)