万物快楽理論

ポケモンブログです。

Step5:将棋の守り方及び陣形

Step1:将棋の駒の扱い方

Step2:将棋のルール

Step3:相手の王を詰ませる

Step4:将棋の攻め方及び陣形

Step5:将棋の守り方及び陣形←ココ

Step6:実戦

攻め方の基礎を学んだところで、次は守り方について書いていこうと思います。

将棋では、守る事を「受ける」と呼びます。ウケるw

 

将棋は自分だけでなく相手も同時に攻めてくるゲームなので、必ずその攻撃を何かしらの形で受ける必要があります。もし攻撃を全て食らってしまうと、取られた駒を防御に使われて逆に此方が攻め切れない…という事にも繋がります。

 

序盤・中盤・終盤隙が無い人は、基本的に皆さん受けが非常に上手い印象ですね。

 

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5-1:受けの考え方

・紐を付けよう

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現在の局面。此方のターンです。

このままだと、次の相手のターンに赤丸で囲った歩がタダで取られてしまいます。

そこで、此方はあの歩を守る、もしくは歩を逃がす必要がありますね。

(あえて取らせて飛車回って云々…は戦法項で話しましたがここでは考慮しないものとして)

 

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そこで今回は、角道を閉ざしていた歩を突くのが好手です。

将来角を使う際に邪魔な歩をどかしつつ、浮いていた歩を角で取られても、此方が逆に角を取り返せる状況にしました。

 

このように、"取られても取り返せない状況"から"取られても取り返せる状況"にすることを"紐を付ける"と言います。

対局中は、浮いている駒が無いか、あればそれに紐を付ける作業から始めましょう。

 

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また、紐付けは受けに関した話だけでなく、攻めの面においても、これまでにいくつか紹介した詰みの局面で紐付けは役に立っています。(上の局面は金に桂で紐を付けているので詰みです)

 

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上図は此方の金が浮いていて相手の龍に今にも取られそうな状況ですが、銀と金の位置関係を利用して逆に相手をぐぬぬと言わせることが出来ます。

 

 

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金を一歩右にずらす手ですね。

こうすることで、銀が金に紐を付けた状態になり、なおかつこの金は龍に当たっているので一度龍は逃げなければなりません。

此方の香車に紐は付いてないのでこの後龍は香車を取る事になりますが、相手は元々狙っていた金ではなく香を取る羽目になり、なおかつ此方の王を直接狙える位置からも外れてしまったので相手としては不満だらけです。

 

・争点を見極めよう

 争点って急に出てきましたけど、なんですかね?(半ギレ)

 

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簡単な局面で表します。此方は棒銀で飛車先の突破を狙い、相手はそれを受けに回っている局面です。

次に赤矢印の歩を突いて戦闘開始ですが、この場合

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此方が突いた歩を相手は歩で取り返して…

 

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さらにそれを銀で取る。

 

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相手は銀で銀で取り…

 

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最後に飛車が相手の銀を取る。

次に相手は自分の角の頭に歩や銀で蓋をし、此方は飛車を逃がす…となります。

この時点で、相手側はとりあえず此方の棒銀を受け切る事が出来ました。

 

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見て頂ければわかる通り、全てこの赤丸の地点で駒の取り合いが起きており、今回はここが争点となります。

それを予め察知した相手は、銀を陣形の上部へと持ち上げる事で、赤丸地点へと利かす駒を増やし受けた…というわけですね。

 

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もし争点を見誤り、受けを怠った場合、

 

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受けが足りずに一気に敗勢へと持ち込まれます

 

・囲いを作ろう

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でもぶっちゃけ争点見つけるのとか大変じゃね?

争点がいくつもあったらどうするの?

紐付けも大変じゃない?

やる事多くね?

 

いちいち全てを考えていたら一手指すだけでも相当時間が掛かります。

そこで、これら全ての役割を概ね補ってくれる"囲い"という陣形が存在します。ざっくり例えると城/城壁です。

城を築けば、攻めに対する対処がある程度楽になります

 

向かってくる敵がいればそれに応じて迎え撃つだけ。

城の中に居る限りはお互いの連携も取れている(=駒同士の紐付けが出来ている)

攻めが不足する緊急時は、城の中から応援を出して加勢する。

何より、王様の周りに城が出来るので、ちょっとやそっとの攻撃じゃ負ける事は無くなります。

 

それほどまでに囲いは重要であり、将棋をする上では切っても切り離せない存在になります。

なので、対局が始まれば、まず攻めの陣形と守りの陣形(=囲い)の2つを組んでいくことからスタートするのが基本となります。

 

5-2:色々な囲い

城といっても、現実でも様々な機能や形の城がありますよね。

それと同じで、将棋も様々な機能や形の囲いがあります

今回は、初心者でも組みやすい/戦いやすい、メジャーな囲いを居飛車/振り飛車ごとにピックアップしていきます。これも気になった囲いがある人は各自で調べて下さい。僕のウンコブログより遥かに丁寧に書いてるサイトがたくさんあります

 

居飛車の囲い

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居飛車の陣形は、盤面を真っ二つに割って、左を囲い右を攻撃陣形に整える事が多いです。

 

 ・矢倉囲い

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金銀の連携がガッチリしている、居飛車を使用する上では代表的な囲いです。

見て分かる通り縦に分厚い囲いなので、上からの攻めには強く、対居飛車で大きな力を発揮します。

反面横からの攻撃には手薄な為、対振り飛車の場合は本領を発揮できません。

端の歩がぴょこっと浮いているのは、将来城が崩された時に王が逃げ出す為です。情けないようですけど非常口は大切ですよね。

 

・舟囲い

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陣形全体が船のような形をしている事から舟囲いと呼ばれます。

此方も居飛車を使用する上では代表的な囲いの一つで、横に平べったいので横からの攻めに強く、また手数も掛からず簡単に組めるので対振り飛車で頻出します。

一番右にある銀は大体上へと前進させて攻めに使います。

前回の戦法項で説明した"急戦"ではこのままの形で相手陣を攻めていきますが、"持久戦"を選ぶ場合はさらにここから固い囲いへと発展させます。

 

左美濃

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振り飛車で大きな効果を発揮する囲いで、舟囲いから玉と銀をグイっと持ち上げた形です。玉が下から三段目に居る様子から"天守閣美濃"と呼ばれたりもします。

特徴的な形により横からの攻めには滅法強く、また争点となりやすい右側からもかなり遠い位置に玉が陣取っているので一瞬で崩されることはありません。

居飛車においては狙い次第ではこの陣形に組む事も無くはないですが、基本的に左美濃は上部からの攻めには弱いので、初めの内は居飛車相手にこの陣形を組むのは避けた方が無難でしょう。

 

居飛車穴熊

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もう見るからに堅そうですよね

単純な硬さに加え、玉が盤面の隅っこに潜むという戦場からの遠さも兼ね備えた囲いで、一番の強みは"完全に崩されない限り王手が掛からない"という点にあります。

なので、終盤においては自分の王がこの瞬間詰むかどうか…といった読み手順を省略することが出来ます。相手の詰みだけに意識を向ける事が出来るわけですね。

一見完璧そうに見えますが、"手間がめちゃくちゃかかるので、城が完成する前に攻め込まれるリスク"があります。また、城に駒を使いすぎているので、攻めが細い攻めになりがちです。

 

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とはいっても、銀をグイグイと上に持ってくれば棒銀の形も取れますし、攻撃力が低いというわけでもありません。

あくまで攻めに関して一定の技術を持つ必要があるだけで、ある程度将棋を指しているのであれば居飛車穴熊は極めて強力な戦術になりえます。

 

振り飛車の囲い

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振り飛車の囲いは、盤面を二つに割って、右側を囲い、左側を攻撃陣形にすることが多いです。また、居飛車の囲いと違い、相手の戦術によってコロコロと囲いを変える必要性は薄く、特定の形さえ覚えておけば割となんとかなります。

 

・美濃囲い

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振り飛車側の代表的な囲いです。

端歩がぴょこっと浮いているのは案の定非常口ですが、たまに端から攻撃を仕掛ける時もあるので突いておいて損は無いでしょう。

 

・高美濃囲い

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先程の美濃囲いから2手進展させた手です。

困ったらこれを組みましょう。

上に分厚くなり、上部からの攻撃に強くなった反面、横からの攻撃にちょびっとだけ弱くなってます。ちょびっとだけなのでそこまで気にするほどではありません。

王の下にある桂を左側へ跳ねておくとなお良いです。

 

・銀冠

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高美濃囲いから更に進展させた囲いで、玉の頭に銀が乗っているので"銀冠"です。

上部からの攻めにさらに強くなり、特に対振り飛車では驚異的な硬さを誇ります。

反面高美濃囲いよりもさらに横からの攻撃に弱くなっているので、横からの攻めを上手くケアする必要があります。

 

振り飛車穴熊

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居飛車穴熊に比べて、相手の角に睨まれる心配が薄いのが特徴で、どちらかといえば振り飛車穴熊の方が組みやすい印象です。

ただし左の銀が囲いから離れてしまう為、硬さだけで言うなら居飛車穴熊に比べて若干劣りますが、その分攻撃力が増すので、硬さを活かしつつガンガン攻める事が出来ます。

 

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