万物快楽理論

ポケモンブログです。

Step6:実戦

Step1:将棋の駒の扱い方

Step2:将棋のルール

Step3:相手の王を詰ませる

Step4:将棋の攻め方及び陣形

Step5:将棋の守り方及び陣形

Step6:実戦←ココ

さて。

ルールも分かった。目的も分かった。攻める考えも読んだ。守る考えも読んだ。

そうなればいよいよ実戦です。試しに何かをボコボコにしてみましょう。

 

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6-1:どこで戦えばいい?

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いきなり対人戦はちょっと怖いですよね。

そこで今回はまず、CPUを使って対戦します。

よく「ルールが分かったらまずハム将棋でハムスターを倒してみよう!」と色々なサイトに書いてあったりするんですけど、このハムスターめっちゃ強いです。(挑んでみたい方はコチラ平手を選択してください)

 

なので、感覚を掴む、とりあえず攻めたりしてみたいという方はこまおがオススメです。

ということで、1回僕がこまおを相手にやってみましょう。負けたら将棋引退します

 

6-2:戦ってみる

・vsこまおくん

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ページを開くと、早速可愛らしいキャラが出迎えてくれます。微笑ましいですね。

今からこんな可愛い猫をボコボコにするのは猫派の僕としては忍びない事この上ないのですが、背に腹は代えられません。容赦無くいきましょう

ちなみに手合いというのはハンデの事です。平等に勝負がしたいのであれば平手を選択しましょう。

 

 

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では対局開始です。宜しくお願いします。

先手(先攻)は僕になりました。(以降僕の手は赤矢印、こまおくんの手は青矢印で表記)

 

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まず、このままだと大駒の働きが悪いので歩を突いて角道をオープンします

この手はシンプルですが重要な手で、角道を開けない理由が無い限りは基本最序盤にこの歩を突いておきます。

これで角が存分に動けるようになりました。こまおくんは何故か愚痴を呟きながら飛車を三間に振ります。この時点でこまおくんは三間飛車(振り飛車陣形)、僕側の戦法はまだ不明です。

 

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先程と同じ考えで、次は飛車を働かせる為に飛車先の歩を伸ばします

こまおくんは金を上げることで、玉の前にある3枚の歩に紐を付けます。良い手ですね。

また、この時点で僕の陣形は居飛車濃厚となります。(ここから飛車を左に持ってくる可能性もあるので確定ではありません)

 

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 引き続き飛車先の歩を伸ばしていきます。狙いは飛車の活用です。

こまおくんは飛車を右から4列目、4筋へと振り直しました。こまおくん、これはいけませんよ

 

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こまおくんは角の頭がガラ空きなので、すかさず歩突きを入れます。

流石のこまおくんもこれはいかんと思ったのか、この歩はしっかりと取ってきました。

 

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僕の狙いは飛車の活用だったので、相手が突き出した歩を取ってとりあえずは満足です。こまおくんは先程持ち上げた金を横にずらします。飛車の横活用が目的でしょうか。

ここで、相手の角には銀と飛車が紐が付けていて飛車では取れず、なおかつ相手は角道を開けていないので此方の角による強襲は無理です。

 

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そこで、つい今しがた取った歩を早速角の頭に打つのが好手です。

すると、相手の角は味方の駒が邪魔をしてどこに逃げる事も出来ません。

正直あまりに手応えが無さ過ぎてこれはどうなんだと思い始めてますが、一応最後までやってみましょう。

 

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歩で角を取り、相手は銀で歩を取り返してきます。

歩と角交換。どちらが得かは言うまでもありませんね。

 

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此方としてはとりあえずこれ以上攻める手段がないので、ずっと待たせていた攻め駒の一つ""を活用していきます。相手は歩で飛車を追い返しつつ、先程の戦闘で出来た表面の傷を埋めます。

 

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とりあえず銀をここまで持ってきました。

ここからの攻めですが、歩があるのなら銀の上に歩を打ちつつ強引に攻める事が出来ます。しかし、僕の持ち駒はしかありません。

そこで、新しい攻め駒を活用していきます。

 

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右から3列目にある歩と、控えていた桂馬の出番です。

(以降なんか画像データが消えたので将棋ソフト使って再現)

 

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桂馬をそのまま跳ねてしまうと相手の歩の餌食になるので、一度4筋の歩を突き捨てていきます。

 

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こまおくんが歩を取ると、すかさず桂馬を跳ねて歩を取り返します。

 

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こまおくんはここぞとばかりに桂の頭に歩を打ってきますが、

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ここで思い切って桂馬を切るのが好手となります。

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勿論この成桂は取らないとこまおくんの飛車が取られてしまうので金で取ってきますが、受けに使っていた金が離れた隙に3筋の歩を突いて攻め込みます。

 

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こまおくんはこの歩を無視することなく取ってしまい、僕の銀がさらに一歩前に出ました。

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そして、銀の右斜め前にあった歩を取って、さらにそれを相手の銀で取らせたところで…

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飛車が成り込んで必勝です。(こまおくん側の盤面が微妙に違いますが意味のない手しか指して無いのでソフトには反映させてません)

 

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後は適当に攻めて勝ちですって言おうとしたんですけど、こまおくんここに来て初めて解説しがいのある手を打ちました

こまおくんが今盤面の端っこに打ったこの手は"底歩"と言って、金と密着させる事で相手の攻めをいくらか遅らす実戦的な手で、特に相手が龍を自陣に作ってきた時に横からの攻めを一時的に防ぐ事が出来ます。(こういったテクニックじみた手を"手筋"と呼びます)

対人戦でも頻出する手なので、せっかくなので覚えておいて損は無いでしょう。

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・ハム将棋もやってみる

 

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 こまおくんの手応えがあまりに無さ過ぎたので、せっかくなのでハムスターもボコボコにしていきます。

 

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対局宜しくお願いします。

今回も此方が先手番になりました。(以下僕の手が、ハムの手が)

 

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先程と同じく、まずは角道をオープンします

相手は金を上げました。この手は弱点である角の頭を守るとても良い手です。

 

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次に飛車先の歩を伸ばしていきます。

すると、ハムスターも角道を開けてきます。

一応自分から相手の角を取れるのですが、そうすると銀で角を取り返されてしまいます。手数はともかく駒の損は無いので別に悪くは無いのですが、今後自陣に角を打たれる隙を一切見せてはいけない事を考えると、初心者は角を交換すべきではありません

 

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それなのにこの畜生そんな事お構いなしと言わんばかりに問答無用で角交換を仕掛けてくる事が多いので、

 

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今回はあえて角道を自分から閉ざす手を指しました。

相手は飛車先の歩を伸ばし、大駒の活用を狙う良い手です。

 

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此方はさらに飛車先の歩を伸ばします。

すると相手は銀を上げてきました。

これは後々紫点が争点になる事を見越しつつ、玉が囲いへと入る道を作る好手です。

 

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戦法をまだ決めていませんでしたが、今回は分かりやすいよう棒銀でいきましょう。

その為に銀を押し上げます。

相手も飛車側の銀を動かし、攻撃態勢を整えてきました。

 

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銀を押し上げていると、相手の王が城へと入場していきました。

玉がデフォルトの位置に居るのは基本的にダメな陣形とされていますが、このハムスターはさっきの猫と違ってその辺りをきちんと理解していますね。

 

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さらに銀を上げます。相手は金を上げ、上部への厚みを増してきました。

 

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 せっかくなので一度交戦してみましょう。

相手は銀を上げ、争点に対する受けを増やしました。

 

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お互いに駒を取り合い、最後に此方が飛車で銀を取った所で、相手は角の頭を歩で守ります。Step:5で見たことのある展開ですね。

 

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横の歩を取る手も有力ですが、今回は落ち着いて引きましょう。

すると相手は、自陣の空いているスペースに銀をぶち込んできました

これは次に斜め後ろに引いて歩を取りつつ、角を殺しにかかるのが狙いです。

 

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ですが此方も怯まず、盤面に今しがた取った銀をぶち込みます

この銀は一見ふわふわしていて狙いの見えない銀ですが、次に銀を斜め方向にガリガリと押し進める事で、角の頭を潰しにかかるのが狙いです。棒銀の典型的な攻め方の一つです。

 

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本当は解説記事的には左側を受けた方がいいんですけど、まず攻め方を知ってもらおうということで左側ガン無視で攻めていくことにしました。

するとハムスターがここで悪手。人間様こと僕の猛攻にビビったのか、角道を閉ざす形で歩で蓋をしてしまいました。

しかし、僕の狙いはあくまで角の頭です。

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ガリガリとかじり続け、角の頭に辿り着くと、相手の角は一歩潜りました。

この局面ですが、次に僕が成銀で金を取ってもまぁ優勢なのには変わりないんですけど、ちょっと洒落た手を打ちます。

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相手の桂の頭に歩を打ちます

これで成銀を金で取らせて、それを龍が取る。次に歩が成る事で攻めが続くと考えたのですが、受けてもキリがないと思ったのか右側ガン無視して左側をついに攻めてきました。僕の考えをハムスターは汲み取ってくれませんでしたね。

 

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まぁそれならこっちも受けずに攻めるだけなので、成銀で金を取ります。

勿論王手なので相手はこれを受けなければならず、すかさず成銀を王自身で取ってきました。

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攻めまくります。歩で桂を取り、と金を作りました。

対してハムスター側は、角が利いている所に歩を打ちます。

これは、此方の飛車の成りこみを防ぐという意思の手ですね。

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しかし、その角もと金で取られてしまいました。

絶体絶命のピンチを迎えたハムスターですが、とりあえずと金を王で回収して凌ごうとします。

この瞬間、此方の飛車は歩が邪魔で相手の陣地に入り込み、成る事が出来ません。

モタモタしていると、左側から攻められて怪しい展開になるかもしれません。

そこで、

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歩の頭に歩を打ちます

打った歩を取ると相手が取ると、さらにその歩を飛車が取って龍が出来上がります。

取らずに何も受けずスルーすると、次に歩が成り込んで負けです。

なので、相手はこの歩に対し、何かしらの駒を打って受けるか、王を逃がさないといけません。今回は銀を打って受けてきました。

ちなみに、この相手に取らせる前提で打つ歩を"継ぎ歩"と呼びます。

 

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引き続き攻めます。

此方は歩で歩を取り、相手はそれを銀で取りました。

さて、ここからの手なのですが、平凡に銀の頭に歩を打っても勝てます

なぜなら、銀は横に逃げる事が出来ず、なおかつ斜め後ろ2か所は王と香が邪魔して動けない。その為歩を取るかスルーの二択しかないのですが、どちらにせよ此方の飛車が龍になれるので勝ちです。

しかし、早く終わらせないと左側の攻めが…って感じで、ちょっとだけ怖いですよね。

そこで、この時点でハムスターの息の根を止めにいきます。

 

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まず、バッサリと飛車を切ります。

飛車銀交換は極めて損ですが、今回は飛車を温存する意味が無く、Step4にも言った通り将棋は相手を詰ますゲームなので、その為なら飛車切りも辞しません。

 

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次に、金に当てつつ玉の頭に睨みを利かせるように角を打ち込みます。

ハムスターは金を角に当ててきますが…

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玉の頭に銀打ち(この銀には角が紐を付けているので玉で取れません)。

相手玉が一歩引いた所で…

 

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玉の頭に金を打って勝ちです。(Step:4でやった頭金)

 

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ちなみに、此方が玉の頭に銀を打つ局面ですが、

 

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すぐ後ろではなく、斜め後ろに逃げるパターンもあります。

一見角を取られてそのまま左へと逃げられそうですが…

 

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さらに玉の頭へ金を打つと仕留める事が出来ます。

 

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打った金を相手の金が取り、その金を銀で取りつつ成って詰み。

 

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また、この時の局面のように「王手では無いけど次のターンどうあがいても詰む」という状況を「必至」といい、この角打ちはハムスターに「必至をかけた手」と言います。

 

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上手くハムスターをボコボコに出来たあなたも、ハムスターにボコボコにされたあなたも、とりあえずこれで"将棋をプレイ出来る"という状態になりました。

 

ここからの成長方法は人それぞれですが、ひとまず僕的には"実戦を積んでいく"事で成長していくのが一番いいかなと思います。

理由はいろいろありますけど、部活とかも基礎練習が一番つまらないじゃないですか。そんな感じです。

 

そこから、気になる戦法があれば調べたり、さらにその戦法を極めたいなら定跡を調べたり…。

 

ハムスターに楽に勝てるようになれれば、次は対人戦です。

対人となると、こまおくんのようなレベルの人は全くおらず、自分と同ランクorそれ以上の人たちがわらわらいる世界です。

 

しかし、だからこそ成長へと繋がります。自分より格下とずっと戦ってても成長は見込めません。

ちなみに僕のオヌヌメ対人将棋アプリは将棋ウォーズです。大体自分と同じ力量の人と当たるように設計されているので、勝ったり負けたりを経験出来る良いアプリだと思います。(ブラウザ版もあるのでPCでもプレイ可能です)

 

この記事シリーズを読んで、将棋に手を出してくれる人が居たらめっちゃ書いた僕も報われます。ほんと疲れました。もう二度とこんな記事書きません。

 

何か質問などがあればコメントやTwitterで受け付けています。では良い将棋ライフを送って下さい(^_-)-☆

 

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