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はじめに
音ゲーマーの方もそうでない方もこんにちは。
突然ですが皆さんはゲームセンターで音ゲーをやったことがありますか?
僕は、""あの""速水もこみちさんですら立ち姿がキモくなってしまうbeatmania IIDXというゲームをやっています。
ジャンル問わずスマホゲーが台頭している中、コロナ禍もあって日本のゲームセンターは中々厳しい状況に立たされていると思いますが、そんなゲームセンターをささやかながら陰で支えるゴリラ、文字通りの"陰獣"が、ゲームセンターには生息しています。
巷では「音ゲーマー」と呼ばれている彼ら…もとい僕らですが、本家森の賢者であるゴリラさんと違って音ゲーマーはきちんと人間であり、しかも音ゲーに関する話題ではキレるポイント(≒地雷)がいまいちよく分からないという極めて厄介な生態をしています。すいません。
そこで今回は、音ゲーマーに言うと(やると)キレられる言動を御紹介していこうと思います。
是非音ゲーマーの飼育にご活用下さい。
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①「それ暗記してるの?記憶力いいね笑」
確かに暗記する場合もありますが、それはかなり例外なケースで、基本的に音ゲーマーは暗記をしません。
詳しい話をすると長くなるのですが、流れてくる(降ってくる)音符を全て認識した上で処理しています。
冷静に考えると数千もの音符を全て暗記する方が神業だと思うのですが、音ゲーマーは高密度の譜面を認識出来るという部分に一定のプライドを持っている為、この努力/能力を「暗記」の一言で済ませられるとキレます。
褒める時は「認識力*すごいね!」と褒めましょう。
*流れてくる譜面を認識する能力
②「一緒にゲーセン付いて行っていい?」
一般の方の感覚からすると「ゲームセンターは興味のあるゲームを1、2回プレイ巡回していくもの」という認識があるかもしれませんが、音ゲーマーは「プレイすると決めた音ゲーに数時間張り付く」のがザラです。
なので「一緒にゲーセン付いて行っていい?」と言われると、音ゲーマーも人間なのでどうしても同伴者に気を遣ってしまい、1、2回しかプレイ出来ずそのままゲーセンを去るというケースに陥ります。
なのでまぁ「怒る」というか「困る」という表現の方が近いでしょうか。
ちなみに、あえて音ゲーマーを怒らせたい場合は、ゲーセンに付いていった上で他の言動と組み合わせると、満足にプレイさせてもらえない上に自分のプレイすら否定された気分になってまず間違いなく怒らせることが出来ます。
音ゲーマーと縁を切りたいけど自分が悪者になりたくない人は是非お試しを。
③「一番難しい曲やってよ」
これもどちらかといえば「困らせる」一言です。
各音ゲーには難しいとされている曲が複数存在していますが、必ずしもそれらの難しさが同じベクトルとは限りません。
筋肉を酷使する曲、脳トレのような曲、リズムが意味分からん曲などなど…一言で「難しい曲」といっても、その難しさは多岐に渡ります。
なので「あなたの中で一番難しいと思う曲やってよ」がこの場合の最適解となります。面倒臭いですね。
④「フルコン出来ないの?」
禁止カードその1です。
フルコンとは「フルコンボ」の意味で、全ての音符をミスなく拾い上げて曲をクリアすることを指します。
カジュアルな音ゲーだと「フルコンはちょっと頑張れば出来るので、そこからいかに精度を上げるか」が求められますが、ゲーセンにある一部の音ゲーはゲームシステム上フルコンボが極めて難しく、滅茶苦茶簡単な曲でも普通にコンボ切ったりします。というかそもそもコンボ数を重視してない人も多いです。
そこの認識の違いを弁えずに「フルコン出来ないの?」と言ってしまうとまず間違いなく人間関係にヒビが入ります。特にこれは修復不可能なレベルです。
どの音ゲーに関しても、最終的にはスコアを重視する人が多いので「スコア高いね!」と言ってあげるのがマストでしょう。
⑤「Evansやってよ笑」
一見ただの曲のリクエストに思えますが、「Evans」を指定してしまっているが為にイラつかせてしまうリスクを孕む一言です。
Evansというのは音ゲーの楽曲の一つで、様々な機種に収録されている人気曲の一つです。非音ゲーマーの方でも時々知ってる人が居るくらいには有名です。
…なのですが、リクエストされる曲が有名すぎてなぜかバカにされた気がするという謎のアレが発動します。
もし「音ゲーマーとの話題に困るから曲をリクエストしたいけど何をリクエストすれば良いか分からない…」という人は「Afterimage d'automne(アフターイメージ ドトンヌ)」をオススメします。
コナミ産の音ゲーになら大体入ってるけどそこまで有名ってわけでもない、未プレイはまず知らないけどプレイした人だけが知ってる名曲ということもあり「おっ…こいつ"理解(わか)"ってるな…」ってなります。
「Afterimage d'automneやってよ笑」
どうでしょうか。Evansリクエストよりも深みのあるセリフになったかと思います。
⑥「〇〇(別の音ゲー)とどっちが難しいの?」
これ本当に悲劇しか生み出さない発言なのでマジで控えた方が良いです。
将棋やってる人に「将棋とチェスってどっちが奥深い?」って聞くようなもので、ただただ不毛でしかありません。
音ゲーマー(というかゲーマー全般)は自分のやってるゲームこそ至高と思っている所があるので、内心は「俺のゲームの方が難しい(楽しい)」と思いつつも気を遣って本音を吐きません。
些細な所でキレる音ゲーマーすら感情を自制する、それくらいにタブーです。
⑦「よくわかんない曲だね」
音ゲーマーはなんだかんだ楽曲が好きでプレイするケースが多いです。
しかし非音ゲーマーにとってインスト曲というのはイマイチ馴染みのないものであり「歌無いの?」と困惑するケースが稀にあります。
というか実際言われました。
「歌無いの?」ならまだいいですが、「よくわかんない曲」と言われるとちょっと萎えます。
というか実際萎えました。
⑧「キモッ」
環境破壊級の禁止カードその2です。
結局シンプルなのが一番効きます。禁句界のサンダーボルトです。
間違いなく縁切れます。
ちなみに、普段の言動がキモくて、そこを突っ込む際に「キモッ」と言うのは当人もやや自覚しているケースがあるので意外と効きません。
一番効くのは「プレイ中の姿に対して本人にギリギリ聞こえる程度にそっと呟く」ことです。
多分その瞬間動揺してコンボ切れると思うので見てみてください。
⑨普段プレイしているゲーセンが閉店する
怒るとは少し違いますがとんでもない喪失感に見舞われます。
田舎住みの場合は特にダメージが酷い。
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以上がざっと挙げた「音ゲーマーの怒らせ方」となります。
多分他にも大量にありますが、流石にキリが無いのでこの辺で…。
というか自分で書いててメンタル病みそうになりました。
以上を踏まえた上で、最も音ゲーマーをキレさせたい場合はこのような流れに持ち込むと良いでしょう。
~~何かしらの催し後~~
音ゲーマー「お疲れ。じゃあ俺ゲーセン行くからこの辺で。」
あなた「付いて行っていい?」
音ゲーマー「う~ん…いいよ。」
~~ゲーセン到着~~
あなた「一番難しい曲やってよ!」
音ゲーマー「一番難しい曲?う~ん…」
あなた「じゃあEvans!Evansやって!」
音ゲーマー「…いいよ。」
~~プレイ中~~
あなた「キモッ!」
音ゲーマー「…。(無言でコンボを切る)」
~~プレイ終了直後~~
あなた「フルコン出来なかったね~」
あなた「曲もよくわかんなかったし…」
あなた「でも難しそう!あのゲームとどっちが難しいの?」
音ゲーマー「…。」
~~後日~~
ホームのゲーセンが閉店
おまけ(番外編)
ネットで時々見かけるけど意外と怒らない発言集
①楽器やらないの?or出来ないの?
ゲームとして割り切っているので意外となんとも思わないケースが多い。
当たり前と言えば当たり前だが、楽器もちゃんと出来る人って人も時々居る。その場合思わぬカウンターを食らうことになるので注意。
②真面目にプレイしすぎ笑
本当に真面目にプレイしているのでなんとも思わないことが多い。
③そのゲーム面白いの?
正直自分でも面白いのかどうか分からなくなる時がある(もしくは面白いと絶対的な自信を持っている)のでなんとも思わないことが多い。
④(ネット上で)キモい
上述した通り、対面で言われない限り「キモい」は大したダメージにならない。